平成20年度の大学、短期大学及び高等専門学校卒業予定者の就職・採用活動に係る取扱い等について

 平成20年度の採用・就職活動にあたりましては、企業側は「2008年度大学・大学院新規学卒者等の採用選考に関する企業の倫理憲章」(以下「倫理憲章」という。)を、大学等側は「平成20年度大学、短期大学及び高等専門学校卒業予定者に係る就職について(申合せ)」(以下、「申合せ」という。)をそれぞれ定め、双方は「倫理憲章」及び「申合せ」を尊重した採用・就職活動を行うことで合意したところであります。
 富山労働局といたしましては、この「倫理憲章」及び「申合せ」が遵守されるよう、平成20年度の求人受理等において公共職業安定機関において下記1のとおり取扱うとともに、下記2により、各教育機関とも連携し、公平・公正な採用の確保に努めていくこととしておりますので、この趣旨をご理解いただき、大学等卒業予定者の採用・就職活動が円滑に行われるよう特段のご配慮をお願いいたします。

                            記

1.公共職業安定機関における取扱いについて
 平成20年度の公共職業安定機関における求人受理等の取扱い日程は「倫理憲章」及び「申合せ」の内容を踏まえ、次のとおりとします。
(1)求人受理等の取扱いについて
  平成21年3月大学等卒業予定者に係る求人票、求人要項等は、平成20年4月1日以降にこれらを展示・公開する。
(2)公共職業安定機関が作成する求人情報、ガイドブックについて
  平成21年3月卒業予定者を対象とした求人情報、ガイドブック(求人要項の記載があるもの)は平成20年4月1日以降に発行する。
(3)公共職業安定機関が主催する学生対象の就職面接会等について
  公共職業安定機関が主催する新規大学等卒業予定者を対象とした就職面接会は、求人の展示・公開開始以降、大学等の学事日程にも考慮しつつ、求人状況等地域の実情に応じて開催する。
(4)専門学校等の取扱いについて
  「倫理憲章」及び「申合せ」は、平成21年3月専修学校卒業予定者、公共職業能力開発開発施設等長期間訓練課程終了予定者を対象外としておりますが、公共職業安定機関においては、これらについても大学等卒業予定者と同様の取扱いとする。

2.公平・公正な採用の確保について
  県下の事業主に対して公平・公正な採用が確保されるよう次の点について理解の促進を図ることとします。
(1)高等学校卒業予定者等の安定的な採用の確保を図ること。
(2)男女雇用機会均等法の趣旨に沿った採用活動を行うこと。
(3)学生の自由な就職活動を妨げないようにすること。
(4)募集の中止及び募集人員の削減、採用内定取消し並びに入職時期繰下げが生じないよう、的確な採用計画に基づいて採用内定を行うこと。
(5)「青少年の雇用機会の確保に関して事業主が適切に対処するための指針」に沿った採用活動を行うこと。