11月は「労働時間適正化キャンペーン」期間です

 週の労働時間が60 時間以上の労働者の割合は減少傾向にあるものの平成22 年には増加に転じ、依然として高い水準で推移するなど未だ長時間労働の実態がみられます。また、脳・心臓疾患に係る労災支給決定件数が高止まりとなるなど過重労働による健康障害は依然多い状況にあるほか、割増賃金の不払に係る労働基準法違反も後を絶たないところです。
 これらの問題の解消に向けては、使用者が労働時間を適正に把握した上で、適切な対処を行うことが求められるものであり、また、使用者のみならず、労働者・労働組合、産業保健スタッフ等のすべての関係者の理解を得て、労使が一体となった取組が行われることが重要です。
 このため、厚生労働省では本年度においても、長時間労働の抑制等の労働時間の適正化を図るため、11月(1日(火)から11月30日(水))に「労働時間適正化キャンペーン」を実施し、長時間労働の抑制等の労働時間の適正化及び改正労働基準法の周知啓発等を行うこととしております。
 詳しくは、富山労働局ホームページをご覧ください。