新年のご挨拶

 新年あけましておめでとうございます。

 会員組合並びに関係者の皆様におかれましては、つつがなく新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 あわせて、旧年中は本会事業の推進におきまして、特段のご理解とご協力を賜り、昨年5月の会長就任後、初めての新年を無事迎えることができましたこと厚くお礼申し上げます。

 昨年の我が国経済は、緩やかな回復基調を維持し、デフレからの脱却へ歩みを進めました。しかし、能登半島地震や線状降水帯による豪雨等、大規模な自然災害が相次いで発生し、改めて企業防災、事業継続対策の重要性を認識した一年ともなりました。物価高や賃上げに伴う企業コストの増加、DXやGXへの対応等、中小企業・小規模事業者においては課題が山積する中で、今後は超高齢化社会を迎えることにより「2025年問題」に直面し、人材不足や後継者難がより一層、深刻化していくことが予測されます。このような中で中小企業・小規模事業者が成長し続けるには、激変する環境に対応していくことが求められます。

 このようなことから、国等においては、持続的な賃上げを図るための生産性向上や省力化支援、価格転嫁対策、事業承継、DX・GX推進に向けた支援施策や税制措置が推進されています。

 本年も、中小企業の組織化支援はもとより、会員組合並びに中小企業の皆様のご期待に応えられるよう誠心誠意努めて参りますので、皆様のより一層のご理解とご支援をお願いいたします。

 皆様の、本年一年のますますのご健勝とご繁栄をお祈り申し上げます。

 

富山県中小企業団体中央会

会長  廣 瀬 宏 一