新着情報

■平成16年度分新着情報

■中小企業団体青年部青年部富山県大会を開催しました

 1.開催日  平成17年3月8日(火)
 2.ところ   富山第一ホテル
         (富山市桜木町10-10)
 3.出席者数 60名
 4.スケジュール 
(第1部) 組合青年部代表者会議 16:00〜
「組合青年部の活性化策について」
(第2部) 基調講演会 17:30〜
演題 挑戦することの大切さ
    虎穴から生まれた虎スーツ 
      〜アイディア商品で新市場に挑戦〜
講師 清 水 利 彦  氏
      (株)ヤングブラッド 代表取締役社長
(第3部) 交流会 19:00〜  (会費8,000円)
 
 5.概要

組合青年部代表者会議
  藤井会長(富山県土石協業組合若石会)挨拶ののち、藤井氏を議長に選任する。出席者自己紹介の後、各青年部の活動状況や問題点について発表される。概要は下記の通り。

・岡田氏(富山県電気工事工業組合青年部)
青年部世代にとっては組合の存在が当たり前になっており、組合の必要性がわからなくなってきている。今後組合メリットのPRに心掛けたい。また、名前だけの青年部会員の存在や新入会員の減少等も問題点としてあるので、会員増強を図っていきたい。

・江守氏(富山県木材青壮年会)
もともとは富山県木材協同組合連合会に属する富山・高岡・新湊の3地区の組合青年部の連合会であったが組合のない新川地区にも門戸を広げ県域で活動している。また、経営者や後継者だけでなく会社の従業員にも会員となってもらい、若手社員研修の場ともなっている。最近の主な事業は、学生を対象とした「木造住宅設計コンペ」を実施し木材普及を図っている。

・五日市氏(富山県屋外広告美術協同組合青年部)
10年前とメンバーが変わっていない。途中からメンバーになった人もいたがすぐに辞めていった。会員増強が課題である。事業としては研修事業が中心。今年度は中央会の実施する青年部研究会を利用している。以前は美術的な研修が中心であったが最近ではパソコンに関する研修が主体となってきている。

・上田氏(協同組合中央通商栄会青年部)
中央通りは富山の中心商店街であるが、空き店舗対策が問題となっている。人が来たがる、店を出したくなる街づくりを目指し、親組合と共同で問題解決にあたっている。青年部事業としては集客効果を見込んでの「パリ祭」などを開催している。青年部活動の問題点としては、2世3世の後継者不足、新しい出展者が青年部に入ってくれないなどがある。

・野中氏(富山県精密機械工業協同組合若葉会)
若葉会は組合員の2世育成の為に結成された。定年は55歳までで、年齢層にギャップがあり共通の問題意識が無く、事業を行っても参加者が少ない。また会員も増えない。

・吉田氏(富山県塗装協同組合昭生会)
主な活動は研修会2回と家族ぐるみの懇親会。正式な青年部ではないが、親組合からは青年部としての役割が期待されている。

・金原氏(富山県遊技業協同組合青年部)
パチンコ産業の組合。最近では県外企業の富山県への出店の影響で県内企業数は減ってきている。主な青年部事業としては、今年4月からの施行となる個人情報保護法などスキルアップの為の研修会を行っている。最近では県外企業でも県内店舗の店長クラスの人にも青年部入ってもらっている。

・内田氏(伝統工芸高岡漆器協同組合高岡漆器青年会)
新作展示会や全国交流会、レクリエーション、視察研修会などを行っている。業界では後継者不足・職人不足・海外製品の台頭が問題となっている。最近では高岡短期大学との交流も行っている。また、高岡市は「ものづくり特区」を申請しているが、認可されれば小中学校の授業に漆器や銅器の製作の授業が展開され参加協力していく予定。

・大庭氏(富山県鋳物工業協同組合鋳青会)
研修会・視察等を実施も参加者が固定されている。参加しやすくなる事業を行っていきたい。

・澤田氏(富山県建具協同組合青年部)
年10回の理事会、全国大会への参加、材木屋を呼んでの研修会などを実施。洋風化が進んでおり、仕事量が減ってきている事から「建具」のPRにも力を入れている。昨年は西武百貨店でPRのためのイベントを開催した。

・能登氏(富山県自動車車体整備協同組合青年部)
技術的なセミナーやその他のセミナーを実施。問題点としては青年部会員が増えないこと。

・長田氏(富山県環境保全協同組合青年部)
部員不足により定年を45歳から50歳に変更。リサイクルや環境美化が業界の課題。

・布村氏(富山県印刷工業組合青年印刷人協議会)
正式な青年部として発足して3年しか経っておらず、試行錯誤の途中。小規模業者が多く青年部事業に参加しにくい。13名しかいないが動きやすい人数である。2代目3代目だけではなく部課長クラスにも会員になってもらっている。セミナーなどは親組合と共同で行っている。

・土木氏(富山県瓦工事業協同組合青年部)
会員は29名。組合に入っていないアウトサイダーとの差別化について検討を行っている。また親組合と連携しての瓦のPRや陳情を行っている。

・佐伯氏(富山県鉄構工業協同組合青年部)
昨年の全国大会を機に「設計者との交流」をテーマに掲げている。青年部会員減少の対策として賛助会員制を設けた。

・古川氏(富山県農業機械商業協同組合青年部)
定年制は無く2世3世及び支店長クラスが部員となっている。研修事業では親会や従業員も対象に行っている。また、2年に1回女性部・本部と共同で著名講師を招いての研修会も行っている。青年部の問題点としてはずっと同じメンバーなところ。

・石田氏(富山県ホテル・旅館生活衛生同業組合青年部)
従業員の青年部員も多く、加入率は全国的にみて高い。全国団体の青年部員数ではここ10年間で約3,000名から2000名に減少している。研修会はすぐに役立つものを行うよう心掛けている。また親組合にも参加してもらい賛同を得ている。

・織田氏(富山県管工事業協同組合連合会青年部)
連合会なので各地区の代表者が出て来ている。全国団体の青年部にも出向者を出している関係もあり何をやっているのかわからないが多忙である。構成員が多いので統制が困難な状況である。官公需主体の会社も多いので今が分水嶺の時期。

*議長のまとめ(青年部の傾向・今後の方向性等)
・スケールメリットを活かした産学官連携を実施している青年部もみられる。
・青年部員の減少は多くの青年部にとって課題となっている。
・青年部としてはやはり研修機能の充実が大切である。
・1社でできない事を組合(青年部)でやることはやはり大切である。
・今回は活動紹介・問題点の洗い出しだけで時間になってしまったが、問題解決の為、継続的にこのような会議を続けていきたい。

基調講演会
大手アパレルメーカーを退社し、阪神タイガースのロゴ入りスーツやブレザーを製造販売している会社を設立し話題を集めている清水氏を講師に基調講演会を実施。
 清水氏は銀行勤務を経て、大手アパレルメーカーに就職。19年間勤務し役員にまでなったが同族経営のしがらみもあり、「自分がやりたいことをやりたい」と退職。2年間の失業経験の後、アパレルメーカーで働いた経験を生かしアパレル企画会社のヤングブラッドを仲間一人と設立。しかし、5ヶ月間売上がなく、社運を賭けて、「阪神タイガーススーツ」の企画書を持って阪神タイガースの球団事務所のある阪神甲子園球場へ行った。通常はサンプルがなければ球団の承認を得られないが、当時はタイガース4年連続最下位の3年目だった為か相手にしてもらうことができ、運良く承認が得られた。2年前の阪神タイガース優勝によりマスコミでもかなり紹介され、売上は急増した。
 成功要因としては、阪神タイガースのスーツを欲しがる人(=熱狂的阪神タイガースファン)という狭いマーケットを対象にしたこと。熱狂的阪神ファンの知り合いには必ず熱狂的阪神ファンがいることからお客さんになりそうな人を紹介してもらえるうえ、口コミで商品が紹介されていった。また、リピーターが多いのも特徴的で阪神タイガースの成績に関係なくそれなりの売上がでるまでになっているという。
 質疑応答の後、富山県ホテル旅館生活衛生同業組合青年部 石田氏(青年中央会副会長)より講師に対して謝辞が述べられ基調講演会は終了した。

青年部代表者会議  基調講演
■研修会及び年末懇親会を開催しました

1.と き 平成16年12月11日(土)
 (研修会)16:30〜 (年末懇親会)18:00〜
2.ところ 富山第一ホテル 2階
(富山市桜木町10-10)
3.テーマ 「富山県の産業について」
4.講 師 大原 隆司
(富山県理事商工労働部次長)
5.概 要
 藤井会長挨拶の後、司会者江守副会長より講師紹介があり、開会する。講師より、資料を元に富山県の産業の特長、最近の事例、富山県の中小企業重点施策について説明がある。最近では、バイオ分野(富山バイオバレー構想)、中国を中心とした環日本海貿易、産学官連携に特に力を入れて支援をしているという。また、各企業の経営革新や新事業進出への期待を述べた。最後に質疑応答及び意見交換を行い、出席者からは新規事業立ち上げ時における、融資制度の充実や手続の簡略化などを求める意見が述べられた。
 その後、毎年恒例の年末懇親会を開催し、会員相互の交流を深めました。
大原理事を迎えての研修会  年末懇親会の様子
■新潟中越地震災害義援金について(ご報告)

 会員の皆様には青年中央会新潟中越地震災害義援金にご協力くださりありがとうございました。義援金の募集は11月5日(金)をもって終わらせて頂きます。
 本県青年中央会で募集しましたところ、12の会員青年部より計105,000円の募金をいただきました。今回集められた義援金は全国中小企業青年中央会へ送金いたします。全国中小企業青年中央会では各都道府県青年中央会から集められた義援金を取りまとめ、新潟県中小企業青年中央会に渡される予定です。
■宿泊研修会開催いたしました

1.開催日 平成16年10月22日(金)〜23日(土)
2.開催場所 (研修会) 宇奈月国際会館
 下新川郡宇奈月町6−3
 TEL 0765-62-2000 FAX 0765-62-2020
 URL http://www.unazuki.org/selene/
(懇親会等) ホテル桃源
下新川郡宇奈月町22−1
 TEL 0765-62-1131 FAX 0765-62-1138
 URL http://www.h-togen.com/
3.参加者 14名
4.テーマ 「文化によるまちづくり」
5.講 師 浜田 政利 氏
(セレネ美術館館長・延楽専務取締役)
6.概 要
 富山県内の組合青年部に所属する若手経営者後継者の中には、その組合青年部や企業の活動を通して、地域に密着し地域に貢献している場合が少なくありません。そのような観点から、宇奈月温泉の老舗旅館延楽の三代目であり、宇奈月セレネ美術館館長をボランティアで務められている他、多方面で地元に貢献されておられる浜田氏を講師に迎え研修会を実施しました。
 はじめに、浜田氏にご案内頂き同会館内のセレネ美術館を見学し、その後セレネ美術館誕生の経緯等についてご講演いただきました。
 宇奈月国際会館(通称セレネ)が民活法に基づく国際会議場としてつくられることとなったとき、町民により活用される施設にということで、当初レストランがつくられる予定であった場所を美術館に変更したという。セレネ美術館には平山郁夫画伯の描かれた黒部峡谷の絵画が多数納められているが、これは度重なる崩落等により姿を変えつつある黒部の自然を後世に残したいという活動を美術館が始めた頃、秘境黒部の自然に深い関心を寄せられた平山画伯が未踏の地に至るまで積極的に取材され描かれたものであるとの説明がされた。
 研修会後、場所をホテル桃源に移し、浜田氏にもご参加頂き、懇親会を開催いたしました。
冒頭挨拶をする藤井会長  説明をされる浜田氏
 

■ゴルフコンペの中止について

 10月23日(土)に予定しておりましたゴルフコンペは申込数が少なかった為、中止する事といたしました。 
■ 『きときと情報91号』発行について

 富山県中小企業団体中央会が年4回発行している組合活性化情報『きときと情報』に今年度より組合青年部コーナー「青雲の志」が新設されました。「青雲の志」では青年中央会の活動報告や組合青年部の自己紹介、青年部活動の紹介記事などを内容としております。
 今年度第1号の『きときと情報91号』から、青年部代表者にも直接送付いたしておりますので、是非ご活用ください。

関連ホームページ
■平成16年度青年中央会総会を開催しました

1.開催日時 平成16年5月19日(水) 17:30〜
2.開催場所 富山市民プラザ 3階 マルチスタジオ
(富山市大手町6-14)
3.出席者数
4.議 案 (1)平成15年度事業報告、収支決算書、貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分案承認の件
(2)役員改選の件
(3)平成16年度事業計画、収支予算決定の件
(4)平成16年度経費の賦課及び徴収方法決定の件
5.概 要  司会者 五日市氏(富山県屋外広告美術協同組合青年部・本会副会長)が開会を宣し、若野会長挨拶の後、議長に選任され議事に入る。
 全議案とも議長が議案上程し事務局説明を経て可決承認されました。
 なお、役員改選前に、長年本会の要職を務められた増山一雄氏と谷川弘氏に若野会長より感謝状が送られました。 また、役員改選により藤井裕久氏(富山土石協業組合若石会)が新会長に選任されました。(新役員は下表のとおり)
 総会終了後、富山県商業流通課 川ア博 課長及び富山県中小企業団体中央会 太田広二朗 事務局長をお招きし懇親会が行われ、会員相互の親睦を深めました。


新役員名簿
      
役 職 氏 名 所属組合青年部
会 長 藤井裕久 富山土石協業組合青年部
直前会長 若野憲司 富山県鋳物工業協同組合鋳青会
副会長 織田寿一 富山県管工事協同組合連合会青年部
五日市静馬 富山県屋外広告美術協同組合青年部
岡田一郎 富山県電気工事工業組合青年部
江守淳一 富山県木材協同組合連合会
富山県木材青壮年連合会
宮原繁一 富山県中古自動車販売商工組合
青年部会
石田唯一 富山県ホテル旅館生活衛生同業組合
青年部
監 事 梶川豊司 高岡機械工業協同組合青年部
笹嶋一昭 富山県電気工事工業組合青年部
顧 問 谷川 弘 富山県管工事協同組合連合会青年部
濱野正治 富山県中古自動車販売商工組合
青年部会


感謝状を受け取る増山氏(中)・谷川氏(右)  平成16年度通常総会