1.開催日時 |
平成20年12月12日(金) |
18:00〜19:20 |
2.開催場所 |
富山商工会議所ビル9階99号室 |
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(富山市総曲輪2-1-3) |
3.概 要 |
司会者勝原幹裕氏(富山県塗装協同組合青年部)が開会を宣し、青年中央会会長
石田唯一氏(富山県ホテル旅館生活衛生同業組合青年部)からの開会挨拶を経て講師からの講演に入る。詳細は以下のとおりであった。 |
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(福島 修 講師より)
建設会社(送電関係)役員という立場から同社の立ち上げに至ったのは、自身の経験から「中小企業には就職支援会社が必要である」と実感したからである。中小企業は人材確保に苦心している事が多い。例えば「求人を募集しても応募者が来ない」「採用しても早期退職する」「面接・社員教育を行うのに多くの経費や労力がかかる」など自社だけでは解決できないような問題が山積している。同社ではこうした問題を解決する為、企業に対しては人材の集まりやすい体制作りや求人活動の支援を行い、また、応募者に対してはカウンセリングによる適職診断実施後、応募者と企業とのマッチングを図るなど、人と企業を結ぶ架け橋として就職支援を行なっている。
現在、景気の悪化により労働環境も大きく変化し採用を抑える企業が多い中、逆に優秀な人材を確保しようとする企業も見られる。中小企業においても不足気味と言われているコア人材(マネジメント能力を有する30~40代社員)の採用を試みるチャンスと捉え、人材の確保や社内改革を進める必要があるのではないかと提言された。 |
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(桑原 智行 講師)
2006年には約6,600万人といわれた労働力人口(働く意思のある15歳以上の人口)は2030年には約5,600万人になるという推計が厚生労働省雇用政策研究会から公表されている。今後、東京・大阪・名古屋等の大都市圏への労働力流出が進み、地方の中小企業は人材確保ができないと会社の存続が難しい状況となる可能性もあることから、今からでも人材確保に対する取り組みを行う必要性がある。
現在の求職者は給料、休日、労働時間、人間関係等の労働環境を重視し、入社後条件が異なると早期に退職する傾向が見られる。企業が人材を確保する上で、求職者に自社のイメージを明確に持ってもらうこと、採用後も人材育成に注力すること、仕事の悩みを相談できる体制作りを整えることが必要であると提言された。 |
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講演後、質疑応答が行われ、武内孝憲氏(協同組合中央通商栄会青年部)から謝辞が述べられ終了した。研修会終了後、懇親会会場に移動し、年末懇親会を開催し会員青年部の相互交流が図られた。 |
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福島講師 |
桑原講師 |
研修会全体風景 |